宮﨑駿作品第4作目!紅の豚です。
公開年:1992年 監督:宮﨑駿
公開日 上映時間 |
1992年(平成3年) | 7月18日 | 日本 | 93分 |
サイズ | カラー | ワイド | ||
上映スクリーン数 | – | |||
制作期間 | – | – | ||
作画枚数 | – | |||
使用色数 | – | |||
キャッチコピー | 「カッコイイとは、こういうことさ。」(糸井重里の考案」。 |
【キャッチコピー】
「カッコイイとは、こういうことさ。(糸井重里の考案」
宮崎駿の短編漫画を映画化した長編アニメーション。
ファシスト党の台頭する1920年代のイタリアを背景に、呪いを受けて“豚”となった
中年パイロットの活躍を描く。森山周一郎がシブい声で扮する主人公ポルコ・ロッソの
ダンディズムが光る秀作。
飛行艇同士によるダイナミックな空中戦や、宮崎自身ファンである各機の細やかな設定も見どころ。飛行艇を操る空賊が横行していた、第一次大戦後のイタリアはアドリア海。
賞金稼ぎの飛行艇乗りであるポルコ・ロッソは、空賊たちには天敵の存在。
自分の顔を魔法で豚に変えてしまったポルコを何とかやっつけたいと一計を案じた空賊たちは、
アメリカからスゴ腕の飛行艇乗りを呼び寄せ、彼に一騎打ちを迫る。。
【下記ネタバレ※視聴者の感想です】
大人が観て心に沁みる映画
初めて観たのは二十代半ば、大人の薫りのする冒険活劇に心躍らせ、すっかりはまってしまった当時の私。それでも、台詞の少ないジーナとポルコの関係がすっきりしなくて、どこかモヤモヤしたままでした。
あれから二十年たった今、久しぶりに観たら、痛みを背負ったポルコやジーナの有り様に深く深く感銘し、若い時に味わえなかった感動を覚えました。
台詞は少しでも、丁寧に拾えば、ちゃんと描かれていました。
ポルコ「フィオを堅気の世界に戻してやってくれ。」
ジーナ「ずるい人。あなたはいつもそう。」
ポルコ「・・・すまない、ジーナ。」
かつて誰よりも愛した人。大事だから、幸せになって欲しいから、飛行艇に魂を売ったやくざな自分なんかと一緒になってはいけないと思った。
でもジーナを託した親友達は戦争などで、次々に死んでしまった。
アドリア海のエースともてはやされながら、友さえ助けられずに一人生き残り、傷つき疲れ果て、自分自身も人間も嫌になり、豚になった。
三人の夫を次々失い涙も涸れ果てたジーナを、それでもアドリア海から遠く離れる事無くそっと見守っているポルコ。
そんな時出会ったフィオは、若い頃のポルコがそうであった様に、飛翔への純粋な憧れ、寝食忘れる程の情熱、穢れを知らない素直さ明るさを持っている。彼はフィオに会って、人間も「捨てたもんじゃねえ」と思えるようになります。彼は父親の様な深い慈愛で、未来あふれる少女を堅気でない飛行艇乗りや空賊の世界に深入りさせたくなかった、その輝きを守りたかったんだと、すごく納得する事が出来ました。単純で腕利きのカーチスとの決闘も、忘れかけていた熱い血をかきたてられたでしょう。
そんなポルコに、ジーナは今度こそ正面からポルコを愛そうと、賭けをします。
ジーナは最後賭けに勝てたのでしょうか?最後のシーンでホテルアドリアーナの裏庭に赤い飛行艇が停まっており、勝ったと解釈することもできます。
私はジーナが大好きなので、そうなって欲しいと思います。でもそうでなくても二人は一時の恋とは違う、傷や悲しみ痛みも抱えた、複雑な、でも途切れる事の無い深い愛情で結びついているのです。言葉は多くはいらない、寡黙な二人の愛情に心震えました。かっこよすぎる!!私も年を取り、疲れた大人になりました。でもそれで、紅の豚の様な映画に感動の再会が出来るなら、「年を取るのも悪くない、人間も捨てたものじゃない」と心の底から思います。。
-yahoomovie-
いつ見ても心躍る
- 総合評価
「華麗なる飛行野郎」が大好きで何回も見ました。
舞台背景も1920年代の複葉機が出てきた時の話です。
ポーロに過去話がすごく好きです。女性にモテるのもわかりますよね。
DVDで何回も見てるのにまたテレビで見てます。
カンツォーネの音楽に合わせた情景も素晴らしい。
また繰り返して見るんだろうなー。。-yahoomovie-
【ライターの感想】
本当にかっこいい男とは何か
飛ばねえ豚はただの豚だ。
まあかっこいい。こんなにかっこいい男は見たことがありません。
ジーナみたいな女性と結婚したいものです。
-映画おすすめ太郎-
今まで見たことが無い方も、
見たことがある方も
今一度楽しんでみてはいかがでしょうか。
いやぁ、映画って本当にいいもんですね~!