目次
映画概要まとめ
公開年:2016年
監督:レニー・エイブラハム
『ルーム』(Room)は、2015年にカナダとアイルランドで製作されたドラマ映画である。
フリッツル事件を基に書かれたエマ・ドナヒュー(英語版)の小説『部屋(英語版)』を
原作としている。監督はレニー・エイブラハムソン、主演はブリー・ラーソンが務めた。
本作は第40回トロント国際映画祭で観客賞を受賞するなど、
批評家・観客の双方から高い評価を得た。
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あらすじ
5歳の男の子、ジャックはママと一緒に「部屋」で暮らしていた。
体操をして、TVを見て、ケーキを焼いて、楽しい時間が過ぎていく。
しかしこの扉のない「部屋」が、ふたりの全世界だった。
ジャックが5歳になったとき、ママは何も知らないジャックに打ち明ける。
「ママの名前はジョイ、この「部屋」の外には本当の世界があるの」と。
混乱するジャックを説き伏せて、決死の脱出を図るふたり。晴れて自由の身となり、
すべてが解決して幸せになれると思っていた。ところが-。
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皆さんの感想 ※下記ネタバレ注意!
母は強し
無事に脱出するまでの映画だと、勝手に思っていた。
でも、違った。さらに大変なことが、二人を待っていた。
脱出、救出されてからの母親の心の動き、初めてづくしの息子の姿が、とてもよく描かれていた。また、母親の両親の娘への思い。愛するが故の衝突など、実際、
そうなんだろうなと思った。
監禁されているときは、目標はひとつ。ぶれることはなかったが、外の世界では?
この親子は、必ず幸せにならなければならない。
観終わって、まずそう思った。-yahoomovie-
恐怖と痛みが衝撃として伝わってくる
物語が始まるとその異様さはすぐに分かる。狭い “部屋” が2人の世界、監禁された母と息子。決死の脱出劇から人生を取り戻して行く物語。
この作品は17歳で拉致監禁された母親ジョイを演じるブリー・ラーソンと、生まれながらに大きな運命を背負った息子ジャックを演じたジェイコブ・トレンブレイ、この二人の演技に支えられています。
『お帰りジャック !』『ただいま … 初めまして世界 !』
見るもの聞くもの全てが初めてのジャックは混乱しながらも、その柔らかな心はピースの様にこの世界にハマって行く。
やっと戻れた現実の世界に取り戻せない時間を痛感するジョイの後悔と苦悩。
監禁された部屋では思いつく限りの方法で子供を育て、持てる全ての愛情を注いだ母親ジョイも、あの時のまま … 子供だった …
少女のまま時が止まっていたのだと思うと胸が苦しくなる。そして、絶望の中で得た最愛の息子がどんな時も母親を支えた、胸が熱くなる作品。。-yahoomovie-
映画おすすめ太郎のまとめ
久しぶりに魂震える作品に出会えました。
あらすじを見るとわかりますが、
監禁されていてそこを序盤であっさりと脱出します。
そこでハッピーエンドではありません。
マスコミや野次馬など精神的に疲れて崩壊する母親。
これで主演女優賞取れなかったら誰が取るんだというレベル。
(実際にノミネート・女優賞を獲得しました。)
是非とも皆さんに見てほしい作品です。
おまけ※一覧
キャスト(映画)
ママ / ジョイ・ニューサム – ブリー・ラーソン(久嶋志帆)
ジャック – ジェイコブ・トレンブレイ(菊地慶)
ばあば / ナンシー – ジョアン・アレン(野沢由香里): ジャックの実の祖母
オールド・ニック – ショーン・ブリジャース(野川雅史)
じいじ / ロバート – ウィリアム・H・メイシー(堀越富三郎): ジャックの義理の祖父
レオ – トム・マッカムス(さかき孝輔)
パーカー巡査 – アマンダ・ブルジェル
グラボウスキー巡査 – ジョー・ピングー
ミッタル医師 – キャス・アンヴァー
弁護士 – ランダル・エドワーズ
インタビュアー – ウェンディ・クルーソン今まで見たことが無い方も、
見たことがある方も
今一度楽しんでみてはいかがでしょうか。
いやぁ、映画って本当にいいもんですね~!