概要
そこのみにて光輝くは2013年に公開された恋愛映画です。
監督は呉美保さんが務めており、
主演は綾野剛さんと池脇千鶴さんが務めております。
解説
『海炭市叙景』の原作者、佐藤泰志の三島由紀夫賞候補となった小説を基に、北海道函館を舞台に生きる場所のない男女の出会いを描くラブストーリー。仕事を失った男がバラックに住む女と出会い、家族のために必死な彼女をいちずに愛し続ける姿を描く。主演は、『シャニダールの花』などの綾野剛。主人公と惹(ひ)かれ合うヒロインを、池脇千鶴が演じる。メガホンを取るのは、『オカンの嫁入り』などの呉美保。美しい函館を背景につづられる、男女の愛の軌跡と人生の過程が心に突き刺さる。
シネマトゥデイ
あらすじ
仕事を辞めて何もせずに生活していた達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で気が荒いもののフレンドリーな青年、拓児(菅田将暉)と出会う。拓児の住むバラックには、寝たきりの父親、かいがいしく世話をする母親、そして姉の千夏(池脇千鶴)がいた。達夫と千夏は互いに思い合うようになり、ついに二人は結ばれる。ところがある日、達夫は千夏の衝撃的な事実を知り……。
シネマトゥデイ
感想・レビュー
どん底のような生活を営む三人の恋、希望、悲劇を描いた映画。原作が文芸的な小説らしくストーリーの起伏はあまりない。随所に救いようのなさを感じさせられるので何とか立ち直ってほしいと期待してしまう。最後にほんの少しの希望を予感させ救われた気持ちになった。主演の綾野剛もさることながら脇を固めた菅田将暉の”暗転”、池脇千鶴がみせた”エロチズムと苦痛”、それぞれのキャスティングの表現力が素晴らしかった。人間の本能に司る”隠と陽”を感じさせる。全体の印象は「悪人」と同じテイスト。こんな映画がもっとあってよいと思う。
yahoo!映画
文芸作品的な要素が強いという部分は
本当にその通りかと思います。
エンターテイメントの映画というよりも
暗くて暗くてそれが特徴と言える作品です。
正直、邦画でここまでできるとは夢にも思っていなかった。このところ、2010年代にかけての邦画は実に出来がいい。本当に素晴らしい。
取り扱う題材も、役者さんの演技も申し分ない。
yahoo!映画
こんな感想が出てくるならぜひ見てみたくなりますね。
ただあまりにも暗く希望を見出すことが難しい作品ではあるので
それを理解したうえで見ないとただただ暗くなってしまうかもしれません。