目次
映画概要まとめ
公開年:1986年
監督:ロブ・ライナー
上映時間89分
Stand by Meの意味って知ってましたか?
モダン・ホラーの帝王スティーヴン・キングの非ホラー短編を基に、
R・ライナーが少年時代の想い出をさわやかに描き上げた名編。
オレゴンの田舎町、行方不明になった少年の死体を見つけようと、
ちょっとした冒険旅行に出かける4人の少年の姿を描く。。
タイトルのStand by Meとは、
「自分のそばにいて」という意味と「自分の支えでいて」という意味である。
歌の歌詞の意味は後者になるので、映画のストーリーを考慮すれば
「今の自分があるのは、子供時代の仲間が心の支えになっていたからこそであり、
これからもそれは変わらない。」という趣旨になると思われる。
兄弟間の葛藤において生じるカインコンプレックスについても描かれた。
では実際に映画を見た方の感想はどうなのでしょうか。
皆さんの感想 ※下記ネタバレ注意!
性格がいい不良男子たちの青春
12歳。中学に上がる前の1番やんちゃな時期。
秘密基地を作って、大人の遊びに憧れて、
下品な言葉を言い合うだけで笑えてしまう…。映画を見ながら、懐かしい記憶がたくさん蘇ってきました。
家庭環境が悪いせいで周りに信用されない子供。
完璧な兄と比べられ、自分は親から嫌わられていると卑下してしまう子供。
感受性が豊かな年頃なのに自分の考えや気持ち、悩みを親に相談できない。
こんな男の子は多いと思います。親に話せないことでも話せる、
心を開ける親友に出会えた彼らが羨ましいです。12歳でここまで考えられていただろうか…と思う場面もあるかもしれませんが、
日本人と違ってアメリカ人は自立心、独立心が高いので違和感はないです。性格の違う人間同士が集まって、喧嘩しながらも助け合う。
ただの「子供の青春ドタバタ劇場」ではなく、大人っぽい視点も持ち合わせた
子供たちの「苦しくも楽しくもあった思い出」という感じです。
クリスが、言葉は少ないけど優しく肩を抱いたり、
「僕が守る」と言って励ましたり、心から友達を思っているという
気持ちが伝わってきてとても感動しました。
クリスとゴーディオの友情は本当に素晴らしいです。時間も短めですが、コンセプトや構成がしっかりしていて大満足でした。
-yahoomovie-
少年時代
この映画をみてまず驚いたのが少年達(バーンを除く)が
辛い境遇を背負っている為グレているのには納得。少年達の愉快でちょっとシリアスな冒険を描いていますが
とても面白く心に響きます。
そして物語の最後に語られる台詞で一気にグッと来ます。
私も少年時代が1番充実していたなぁ-yahoomovie-
映画おすすめ太郎のまとめ
無邪気な少年時代から大人への成長と別れ。
この映画はストーリーや演出だけではなく、
自分の記憶を再沸騰させる力があると思います。
小さく無邪気に遊んでいたあの頃。
あの頃以上の友は果たしておとなになってからできただろうか。
否ほとんどそうではないだろう。
過ぎてみないと。過ぎてみないとわからないのだ。
あの頃は過ぎてみないと懐かしめない。
「あの12歳の時のような友達は、もうできない。もう二度と…
誰でも、そうなのではないだろうか。」というゴーディの言葉が深く胸に沈む。
その後に流れ出すベン・E・キングの、映画と同名の名曲は
友人に語りかけるものであるのに、恋人に語りかけているかのようだ。
友に「そばにいてくれ」とただ願うその歌詞に、
私は溢れる涙を抑えることはできない。
その他
今まで見たことが無い方も、
見たことがある方も
今一度楽しんでみてはいかがでしょうか。
いやぁ、映画って本当にいいもんですね~!